鈴 木 敏 夫  

 名古屋港は、日本を代表する貿易港であるとともに、遊園地・水族館・展望タワーなどを取り揃えた海洋レジャーの拠点でもあると言えます。
 昨年では、英国のブリタニア号や大型帆船日本丸・海王丸などがそろって寄港し、まさに見せる港としての役割を十分に果たしていると思われます。また、マリンスポーツとしては、平成3年の夏、名古屋港に小型ヨットを対象としたヨットトレーニングセンターが開設され、少年少女からお年寄りまで楽しめます。帆走可能日は、日曜日(帆走できない日曜日が月に1〜2日程度あり)で、仕事の休みの日に帆走することができます。

 名古屋市役所ヨット部も従来の蒲郡市海陽ヨットハーバーに加えて、練習活動の拠点として、3年前に名古屋港を準けい留地に決め、艇を3艇保管して活動してきました。しかし、市内中心部から30分程度の位置にヨットハーバーが存在しながら、家庭の事情等でヨットに乗る機会が少ないのが現状です。
'93 中部・近畿自治体職員ヨットレース−琵琶湖−  
 ここで、わたしは、名古屋港を身近に感じ、クラブ活動や市民参加ができるような名古屋港でのセイリングにはどのような楽しみ方(利点)があるのか考えてみました。
 第一に、名古屋港に家族で遊びに行く延長でハーバーに立ち寄る。ヨットレースのための練習日以外であれば、帆走日の当日でも急に思いついて、半日でもいいからハーバーに足を運ぶ。
 乗る乗らないは別である。潮風や近くにある遊園地の音などから乗りたくなったら乗ればよい。たとえ一人でもハーバーの利用者などに頼めば、艇の出し入れに手をかしてくれるはずです。
 帰りは名古屋港でサンセットを眺め、食事など楽しい。
 第二に、海上に出たときの、ガーデン埠頭や名港3大橋などの風景を見るのがすばらしく、特にブリタニア号を海上で見た印象は、華麗でたいへんすばらしかった。帆走区域は安全上、限られたエリヤだが、狭い区域を有効に利用すれば、楽しめる。
 第三に、市内にあるため、友人・同僚などを誘いやすく、クラブ活動のPRにも一役買う。人数が集まれば、ミニヨット教室などを開くこともできる。
 第四に、部員が集まって練習をする場合など、近いことから集まりやすく、海上は風向が変わりやすいことから、常に風に注意を払う必要があり、ヨットレースなどに役にたつ。
 第五に、ヨットトレーニングセンターの利用料(500円/人)が安く、利用者のマナーが良いため、利用しやすい。

 以上、名古屋港でのヨットの楽しみ方などについて、思いついたことを書きましたが、私自身、名古屋港で昨年3回ヨットに乗っただけで、名古屋港のことを書くには、未熟ですが、仕事がら、名古屋港の港湾区域内の河川の仕事をしているため、名古屋港について、潮や風向などについても勉強したいと思っています。

 最後に、名古屋港が欧米のように日曜日だけでなく、平日も帆走できる日が早く訪れることを希望します。