−No.2
編集:Y.K.
2000/12/12
ボーナス期になると必ず来るのが、「ボーナス払いのツケ」と「ヨット部部報」で
す。20世紀最後の今年を振り返ってみたいと思います。
【平成12年度活動報告(7月〜12月)】
《平成12年度中部近畿自治体職員ヨット競技大会》
開催日時:7月1日(土)〜2日(日)
開催場所:蒲郡市 海陽ヨットハーバー
ホストクラブ:愛知県庁YC (参加8チーム)
概要:元々中部水域の大会に、中部・近畿の交流戦を同時期に行なうこととなったも
ので、それぞれ歴史を重ねて、今回で第25回中部自治体職員ヨット競技大会、第
19回中部・近畿自治体職員ヨット競技大会となった。8月の全国大会の前哨戦で
もあり、日頃の練習不足を補う重要な大会でもある。レースのみばかりか、前夜祭
のレセプションの出し物の練習にも余念が無いのもこの大会の特徴でもある。
(別紙に毎回、家族共々参加の新人知田君の観戦レポートがあります。)
《ファミリーデー》
開催日時:平成12年8月11日(水)午前10:00〜
開催場所:常滑市/鬼崎フィシャリーナ
概要:当初は7月26日の予定でしたが、準備の都合もあり、8月11日になりまし
た。また、開催場所も常滑市の鬼崎に変更しました。
20年以上開催地であった三河大島は、海陽YHの開港、三谷〜大島の連絡船廃
止、部所有ヨットの名古屋港への引き揚げ、海水浴場の休憩所料金の高騰などや、
蒲郡まで遠く海水浴等の疲労度や事故等の危険もあるため、近い常滑に変更した。
鬼崎は新港になり、クルーザーの「美州」もあるので、バーベキューとクルージ
ングが可能で、駐車場やトイレもある。近くに正式な海水浴場ではないが砂浜もあ
るので、ファミリーディには好適地である。
当日は、グループに分けてクルージングを楽しみ、海水浴やバーベキュー、スイ
カ割りなどで、家族サービスをして日頃の罪滅ぼしと部員家族同士の親睦を図るこ
とができた。
バーベキューのメニューは準備する人が20年以上同じなので、例年と似たもの
でしたが、川浪さんのリクエストで、伝統の「牛巻き」が復活。新メニューは「う
なぎの串焼き」、「カニ炭焼き」などでした。
今年は女学生友達グループも参加してにぎやかでした。ファミリー部員ばかりで
なく、独身部員の参加も期待しています。来年も工夫を凝らした内容にしたいと思
います。ところで、お父さん達は罪滅ぼしができましたか? お疲れ様でした。
《平成12年度全国自治体職員ヨット競技大会》 (第27回大会)
開催日時:8月25日(金)〜27日(日) (参加13チーム)
開催場所:蒲郡市 海陽ヨットハーバー
概要:大会創設以来フル参加の名古屋市役所ヨット部は、昨年に引き続き堂々の成績
(ブービー賞)であった。3日間とも好天に恵まれたが、風がなくレース運営上苦
労した。結局6レース予定されていたが、最後の27日はぎりぎりまで風待ちをし
て、第5、6レースはノーレースとなった。順位を少しでも上げようと最終日に期
するものがあったが、残念であった(と言い訳してたが・・)。
最終日には、吉岡・鈴木組、水野・佐藤組の、共に”超重量級”コンビをエント
リーさせたが、どちらにしても微風にはやや無理があった。新人の佐藤君はデビュ
ー戦であったが、残念。次回に向けて練習とウェイトコントロールを。
また、この日、お忙しい中、平子部長が応援に駆け付けていただきましたが、ノー
レースとなり、せっかくの雄姿をお見せすることができず、またまた残念でした。
(不様なところをお見せすることがなく、良かったと胸を撫で下ろす人も・・・)
恒例のレセプションパーティは相変わらずの盛り上がりで、わが部は鈴木総務考
案の「有る無しクイズ」でした。参加チームが多いときは短時間で盛り上がるもの
が良いので、ちょうど良かったと思います。
今回、横浜市役所が不参加で連盟加盟24チーム中、東京都庁と名古屋市役所の
みが大会フル参加の記録を更新していることになった。
次回(第28回の開催会場については、困った時の「海陽YH」になりそうで、
日程も5月頃の予定とか? 第29回(平成14年度)は 山形県温海町での開催
が内定しています。遠征費等の貯金を今から準備ください。
《伊勢湾クルージング》
毎年恒例の伊勢湾クルージングは、9月23、24日に行なわれた。参加艇は「美
州」、「朝風U」。22日、各艇は出発前の準備と前夜祭を例年のどおり盛大に終え
翌朝23日、鳥羽・本浦の「銀鱗」に向け、それぞれ常滑、蒲郡から出港した。
<美州あわや遭難か?>
出港時、小雨模様であったが、大したことはなかろうと思っていた。三重県南部に
は大雨警報が出ていたことも知っていた。「美州」が伊勢湾本船航路を横切る頃には
激しい雨が降りだし、視界も非常に悪く、とりあえずコンパス方位のみを頼りに鳥羽
に向かった。一方、「朝風」も同様の状況だったが、携帯電話連絡によれば神島を頼
りに進んでいるとのこと。
かなりの時間、機帆走で進むが、視界が分からず、突然海の色が変わったので、か
なり岸に近付き過ぎているのではという不安が沸き上がった。その直後、前方にいき
なり鋼管杭群が現れ、急遽反転した。伊勢市方面へ流されているらしい。針路を東に
とって鳥羽・桃取水道方面に岸添いに進むことも考えたが、岩礁や浅瀬もあり、視界
も悪いので、桃取水道の入口を見付けられないことも予想できる。完全に「美州」は
ロストベアリング(迷子)状態で、現在位置もわからない状況となった。
<必死の燃料補給>
近くの港に入ろうとしても、三重県側では地理も不案内であり浅瀬もあるので、勝
手知ったる知多半島側に行き、最終的には常滑・鬼崎に帰った方が安全と判断した。
しかしここで問題となったのは、燃料タンクの残量である。この風、波、雨の中、ど
のように水を混ぜずに船外にある燃料タンク口から燃料を補充するかであった。
何回かの試行でなんとか無事完了し、後は「美州」自慢の3Gエンジンが頼り。視
界が悪い本船航路をレーダーリフレクター(レーダー波反射板)を掲げ、不安な気持
ちで再び横断した。大型船からみればヨットなど流木ほどもなく、衝突しても気づい
てさえもくれないだろう。何とか知多半島や野間灯台が見えた頃には天気も回復し、
遭難の危機を免れた。
<天国と地獄>
一方、「朝風」は何とか鳥羽に着き、「美州」が必死で本船航路を横断している頃
には、風呂に入ってビールを飲んでいるという、何ともノー天気な連絡が入った。今
夜は、タイ、鮑、カキ等の大宴会とのこと。「『美州』が遭難していたら、それどこ
ろではなかったぞ。『美州』の鳥羽目前での勇気ある撤退(加藤代議士同様苦しい言
い訳)があったればこそ」と、いくら強がっても何もならない。その夜、「美州」で
は内容こそ天国と地獄の差ほどあるが、気合いだけは負けないように「負け惜しみの
大宴会」となった。
次の日は快晴。濡れたものを乾かしながらのビールは「生きてて良かった」という
味であった。今迄も荒天帆走の経験もあったし、強風や、雨・波に濡れることもそれ
ほど気にならなかったが、雨で視界がまったくきかない状況は初めて。GPSの装備
と雨への侮りを捨てることが重要。
今後のクルージングにこの経験を活かしたいと思います。また関係各方面にご心配
をおかけしたこともこの場を借りてお詫びいたします。
でもやっぱり、おいしい牡蛎が食べたかったなー・・・「めっちゃ くやしい!」
《創部30周年記念事業》
前号で「創部30周年記念パーティーは来年早々の予定」とお知らせしましたが、
創部30周年は来年度の平成13年度で、平成14年早々ぐらいを予定していると
いうことです。記念誌については、25周年と同様にホームページを利用したバー
チャル記念誌の方向で検討中。原稿の用意をお願いします。
詳細未定のため、ご意見、ご提案をお待ちしております。
【編集後記】
昨年末はミレニアムと2000年問題で沸き、今年末は世紀末で沸く。世相が騒が
しいのか編集子が年を取ったのか、最近は一年が非常に早く過ぎる。生活のリズムを
少し見直さなければと思ってもなかなかチェンジ・オブ・ペースができないのが実態
ではないか。「酒をやめて真っすぐ家に帰れば、変わるはず」と我が座敷豚殿の陰の
声が聞こえてきそうだが・・・。
「船の上で退屈な時間があるが、その退屈さもボケーッと楽しむこともヨットやク
ルージングの楽しみの一つ」と創部10周年記念誌に書いたことがある。「楽しまな
ければならない」と考えること自体既に何か強迫観念に取り憑かれているのかもしれ
ない。
海にも人生航路にも凪あり、嵐あり。その時その時をあるがままに受け入れ、楽し
むことも必要か。「晴耕雨読」ならぬ「晴帆雨読」が編集子の夢である。
少し早いですが、謹賀「新世紀」。 よいお年をお迎えください。
